ひとつの夜に落ちる雨は、温くて何処か優しい。そして残酷。
■
*
2011/09/14 (Wed)
僕はある日墓の下から這いあがり
愛を求めて彷徨い歩いた
いくら探しても見つからないそれは
僕には決して手に入らないものだった
僕の心臓はあなたに取り上げられ
僕の血はあなたに全て抜き取られた
用済みの心臓はぐちゃりと踏み潰され
それでもあなたを求めて小刻みに震えていた
僕はあなたに乱暴に埋められた
それでもあなたを忘れられない
この想いの果ては一体どこにあるのだろうか
もしかしたらそれを手に入れたくて
僕はずっと彷徨っているのだろうか
僕は愛を求めるゾンビだ
あなたは何も知らないで笑っている
僕の頬は朽ち涙が流れ出た
それでもあなたは僕を見てくれはしない
これがこの物語の結末か
全てを悟って僕は息絶えた
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
一夜
性別:
非公開
自己紹介:
夢を見忘れた大人が
始りから終りまでやるせない言葉を吐き出します。
それでもその中から
静かな気持ちを感じ取ってくだされば。
嬉しいです。
始りから終りまでやるせない言葉を吐き出します。
それでもその中から
静かな気持ちを感じ取ってくだされば。
嬉しいです。
***
カテゴリー
最新コメント
ブログ内検索
ランキング
忍者ブログ [PR]