ひとつの夜に落ちる雨は、温くて何処か優しい。そして残酷。
■
*
2011/08/10 (Wed)
私居なくなるから、と
家に帰るように君は空に還った
僕は止めることも追いかけることも縋ることもしないまま
声が涸れるまで叫んでいる
握りしめて離さないと誓ったはずの手は
粉々に折られ千切れてしまった
それでも僕は君を守りたかった
君は曖昧な笑みで返した
本当は僕に守られたくなかったのだろう?
こんなにも僕を壊して
貶して
痛めつけて
簡単に消えてしまうことが出来る君だったから
そんな君なのに僕は忘れることも消し去ることも出来ない
無くなった腕を伸ばし居ない君を求め
潰れた喉で今もなお叫び続ける
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プロフィール
HN:
一夜
性別:
非公開
自己紹介:
夢を見忘れた大人が
始りから終りまでやるせない言葉を吐き出します。
それでもその中から
静かな気持ちを感じ取ってくだされば。
嬉しいです。
始りから終りまでやるせない言葉を吐き出します。
それでもその中から
静かな気持ちを感じ取ってくだされば。
嬉しいです。
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