ひとつの夜に落ちる雨は、温くて何処か優しい。そして残酷。
■
*
2011/08/10 (Wed)
手が動かないのなら僕が代りの手になろう
足が動かないのなら僕が何所にでも連れて行こう
目が見えないのなら景色の素晴らしさを事あるごとに教えよう
耳が聞こえないのなら君の傍から離れない
息が出来ないのなら口移しで吹き込んであげよう
笑うことが出来ないのなら僕が
泣くことが出来ないのなら僕が
怒ることが出来ないのなら僕が
どうして?
どうして僕はこんなにも君に尽くしたいのに
拒むの?
僕を拒むの?
君が僕のことを嫌うなら僕が代りに
代りに・・・・・・
足が動かないのなら僕が何所にでも連れて行こう
目が見えないのなら景色の素晴らしさを事あるごとに教えよう
耳が聞こえないのなら君の傍から離れない
息が出来ないのなら口移しで吹き込んであげよう
笑うことが出来ないのなら僕が
泣くことが出来ないのなら僕が
怒ることが出来ないのなら僕が
どうして?
どうして僕はこんなにも君に尽くしたいのに
拒むの?
僕を拒むの?
君が僕のことを嫌うなら僕が代りに
代りに・・・・・・
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2011/08/10 (Wed)
私を失った彼の叫びが
まるで此処まで聴こえてくるよう
そんな筈ないのに
私の鼓膜を揺らして止まないのだ
ほんの少しの間違いから
私は一瞬にして命を落とした
消えた魂は天に昇り
私は白い楽園へと住処を変えた
居心地は悪くなかった
彼がいないことすら
簡単に脳裏からも消えていった
そんな事を彼は知らない
彼は何も知らない
血まみれの私の肉体に縋りつき泣いている
醜い私を抱いて泣いている
彼の叫び声は私の身体を揺らした
涙は流れ彼を濡らしていった
彼の叫び声は幻ではない
この場所に来てまで聴こえるのだ
私の名を叫ぶその声が
天まで届き
私の心を突き刺し壊す
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2011/08/10 (Wed)
君の幸せを願いただひとり
ずっとずっと傍に居た筈なのに
君はずっとずっと昔から
僕を見ずに笑っていた
幸せとは何だろう?
漠然とした事を今更ながら考える
冷たい氷に漬けられたかのように脳が思考を始めない
答えはいつまで経っても出てこない
こんな僕だから
答えの分からないものに縋り願った僕だから
君は僕を見捨て置いていったのだろう?
分かっているよ
それでも僕は
心の痛みを抑えることが出来ない
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2011/08/09 (Tue)
心臓の音がうるさい
俺が生きている証が鳴り続けている
ああうるさい
ずっとずっと鳴り続けている
どくんどくん、
君を暗い闇の中でひとりきり
残してきた俺の生きている資格は
一体どこにある?
どこに存在しているのだろう?
権利も義務も何も無く
ただ生きているという証拠はここにあり続けている
どくんどくん、
邪魔でしようが無い
いっそつぶしてしまおうか?
どぐんどぐん、
俺の生きている心臓が波打つ
嗚呼五月蠅い
いっそつぶしてしまおうか
俺が生きている証が鳴り続けている
ああうるさい
ずっとずっと鳴り続けている
どくんどくん、
君を暗い闇の中でひとりきり
残してきた俺の生きている資格は
一体どこにある?
どこに存在しているのだろう?
権利も義務も何も無く
ただ生きているという証拠はここにあり続けている
どくんどくん、
邪魔でしようが無い
いっそつぶしてしまおうか?
どぐんどぐん、
俺の生きている心臓が波打つ
嗚呼五月蠅い
いっそつぶしてしまおうか
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2011/08/08 (Mon)
これは夢なのだろうか?
ふわふわと揺れて心地良い
気分が落ち着く
淡い景色の中
僕は揺れている
落ちているのか浮かんでいるのか
判断するものは此処にはない
なかったらないで良い
此処はせま苦しくてどうしようもない処ではない
何も考えなくていい
そう、
何も考えなくて、いい
蝕まれているとは
気づかぬまま
これは夢なのだろうか
理解できぬまま
理解などできなかった
僕はもう生きてはいなかったのだから
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2011/08/08 (Mon)
君の声が遠くに聞こえる
本当に遠くに行ってしまったみたいだ
そう思って笑った
そんなはずがないって
知らなかった真実は
知っていた事実よりも重い
圧し掛かるそれらは容赦なく僕と君を押しつぶした
息が出来ないままもがき苦しみ
僕と君はこの世からはじき出された
ただ静かに君の声を聞く
君の声が少しずつ遠くなる
本当に遠くに行ってしまったのかな
此処に来る時は確かに一緒だったはずなのに
はぐれてしまったのだろうか?
何故だろう?
今は全く君と違う場所にいる
君の声が聞こえなくなる
君は本当に遠くに行ってしまった
僕と君は会うことができなかったまま
また永遠に逢うことすらできなくなってしまったのだ
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2011/07/26 (Tue)
君を護る為の盾は
絶対的な君を傷つける凶器と化した
それを教えてくれる人さえいれば
僕はこうして戦うことすらしなかったのに
君は僕に護られていた
武器を持つことができなかったから
だから僕は君の傍にいた
君を生かすことが使命のように思えたから
君を護る盾は
いつしか狂気を纏う矛と化した
君はこんな風になった僕をどう思う?
恐れおののき
僕に護られることを拒むのだろうか?
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2011/07/26 (Tue)
夢を見ていたのかな?
笑ってる君の顔
浮かんでは消えるよ
手なんて伸ばしても
届くはずないのにね
涙が出てきたんだ
意味もなく河原に寝っ転がって
ああそうだ此処は確か
最初に君と出会って
最後に君を見送った場所
だからかな
こんなに涙が溢れて止まらなくて
ただひたすら呼吸を邪魔するよ
いっそ窒息してしまいたいのに
夢を見ていたのだろう
こんな場所で
君だけと繋いでいた手を伸ばす
空に君がいるみたいで
涙が止まらないよ
溢れて溢れて流れ落ちるよ
息ができないまま
いっそ君のところへいきたい
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2011/07/22 (Fri)
空が君の瞳の色と同じだった
たったそれだけの事なのに
仰ぎ見たまま涙が止まらない
たったそれだけの事なのに
空が君の心の色と同じだった
たったそれだけの事なのに
仰ぎ見たまま涙が止まらない
たったそれだけの事なのに
プロフィール
HN:
一夜
性別:
非公開
自己紹介:
夢を見忘れた大人が
始りから終りまでやるせない言葉を吐き出します。
それでもその中から
静かな気持ちを感じ取ってくだされば。
嬉しいです。
始りから終りまでやるせない言葉を吐き出します。
それでもその中から
静かな気持ちを感じ取ってくだされば。
嬉しいです。
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